昔から「山芋を食べると精がつく」と言われていますが、本当に山芋(やまのいも・やまいも)は精がつくのでしょうか?
今回は「山芋」の驚くべき効果について解説します。効果を知ったら今すぐにでも「山芋」を食べたくなるはずです。
実はわたくし、「宇宙1大好きな食べ物」と言っても過言ではないくらい山芋が大好きで、ほぼ毎日食卓には山芋があります。今の私が「精力抜群」なのは、山芋の効果といってもいいくらいです。
この記事では、なぜ山芋で精力アップするのか? 山芋の効果は? のほか、山芋を美味しく食べる方法、山芋のあれこれをお伝えします。
山芋の種類ってこんなにあるの?
山芋と一言で言っても実は多くの種類があります。最初に「山芋の種類と特徴」をお伝えします。
- 自然薯(ジネンジョ)・・・原産は中国ですが、日本でも昔から自生しています。現在ではパイプなどを使って真っすぐに栽培もされていますが、天然の自然薯は収穫に時間もかかるためとても希少です。もっとも粘り気が強いのが特徴です。
- 長芋(ナガイモ)・・・一般的にスーパーなどで見かけるのがこの「長芋」です。関東より北で多く栽培され「青森産」は「北海道産」が多く流通しています。特徴は自然薯よりは粘り気も少なく比較的サラッとしてます。
- つくねいも・・・つくねいもも長芋の一種ですが、形状が丸いものを「つくねいも群」と呼びます。比較的暖かいところ「近畿地方」などで生産されています。特徴は、水分も少なく粘り気が多いのが特徴です。
- いちょういも・・・こちらも長芋の一種ですが、形状が扁平のものが「いちょういも」と呼ばれています。主に関東地方で多く栽培され「大和芋」とも呼ばれています。特徴は長芋とつくねいもの「中間」程度の粘り気です。
- ダイジョ・・・世界中の亜熱帯地方で栽培され、日本では沖縄の「オキナワヤマイモ」があります。ダイジョは粘り気も多く、色は「白」と「紫」があります。大きいものでは10キロ以上にも生育します。
- むかご・・・山芋の種子を「むかご」といいます。山芋栽培ではこの「むかご」から栽培します。また種子としてだけでなく「食用」としても利用されています。
山芋の成分を知ることで精力アップの秘密がわかる!
ネバネバが特徴の山芋ですが、この「ネバネバ」をみると「効きそう!」と感じるのは私だけでしょうか? そこで、ネバネバの正体も含めて山芋の成分を詳しくお伝えします。
山芋(長芋)1本(720g)あたりに含まれる成分
山芋に含まれる【ビタミン】成分は・・・ビタミンE・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB6・葉酸・パントテン酸・ビオチン・ビタミンC
山芋に含まれる【ミネラル】成分は・・・ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・銅・マンガン・ヨウ素・セレン・モリブデン
山芋に含まれる【アミノ酸】は・・・イソロイシン・ロイシン・リシン(リジン)・含硫アミノ酸・芳香族アミノ酸・トレオニン(スレオニン)・トリプトファン・バリン・ヒスチジン・アルギニン・アラニン・アスパラギン酸・グルタミン酸・グリシン・プロリン・セリン・アンモニア
おっと!この成分をみて「おおお!」と感動したあなたは素晴らしい!
そう、山芋には精力剤にも使われる「精力アップの成分」が多く含まれているんです。各成分について詳しく説明していますので参考にしてみてください。
お次は「ロイシン」です。ロイシンは勃起力アップやサイズ増大の精力剤によく使用されています。
リジンには「必須アミノ酸」と言われる大切な栄養素で、疲労回復などに効果があります。スタミナアップや滋養強壮目的の精力剤に多く使用されています。
イソロイシンには、筋肉の増加・筋肉疲労の緩和・虚弱体質改善・勃起力改善など様々な効果が期待できます。ボディビルダーなども積極的に取り入れる成分です。
亜鉛は言わずとも知れた精力アップには欠かせない成分です。精子量の増加や生殖機能の改善など男性には大切な成分なんです。
どれもこれも、サプリメントや精力剤や滋養強壮剤に入っている成分ですよね。そして、山芋のネバネバの正体が「ムチン」んです。
山芋で精力アップ!山芋はこうして食べるのがオススメ!
山芋にはいろいろ種類がありますが、スーパーでも手軽に買える「長芋」の選び方をお伝えします。さらに、山芋は生で食べても調理して食べても美味しいのですが、ちょっとしたポイントを抑えるだけでもっとおいしく食べることができますよ。
山芋の選び方
- 山芋の表面がきれいなもの
- 持ち比べてみて、より「重い」もの
- ひげ根(山芋の表面から出ている)が多いもの
山芋の命はなんといっても「粘り」。山芋の表面から生えている「ひげ根」は粘りの多い山芋の特徴です。また、重量感のある山芋はしっかりと身がしまって濃い味なんです。
山芋を生で食べるときの切り方
山芋を生で食べるときは縦に切りことであくが出にくくなります。
まず、山芋を3~5cmくらいに切って切り口を上に向け、厚さ5mmくらいにスライスします。スライスした山芋を今度は縦に細く切っていきます。
山芋を調理して食べるときの切り方
山芋を調理するときには、 山芋を輪切りにしてからスライスすることで甘みが増します。山芋は調理しても美味しく食べることができます。
山芋は毎日どのくらい食べるといいの?
では、山芋はどのくらい食べると「精力アップ」に効果があるのでしょう?
もちろん食べすぎはよくありませんが、「長芋」であれば「一日 150g」くらいがいいでしょう。私も「一日 150g」を目安に毎日食べています。太さによっても違いますが、150gというと大体5cmくらいです。
しかし、自然薯などはカロリーも高くなるので、もっと少ない量でもOKです。
山芋を食べて精力アップ!の「まとめ」
山芋の力をお伝えしましたが、やはり「精力アップ」にはかなり効果があることをお判りいただけたでしょうか。今回の記事をおさらいすると、
- 山芋には多くの種類があり、自然薯が粘りが多く、購入しやすいのは「長芋」である。
- 山芋にはビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富に含まれている。
- 山芋には「滋養強壮」や「筋力アップ」などの成分が豊富に含まれている。
- 山芋はを買うときは、ひげ根が多く、重く、表面がきれいなものを選ぶ。
- 山芋は切り方によって美味しさが変わる。
- 山芋は一日150gを目安に毎日食べる。(私の場合ですが)
いかがでしたか、山芋には精力アップのほか、便秘解消、美肌、デトックス、大腸がんの予防、免疫力アップ、胃腸の働きをよくするなどなど・・・まだまだ多くの効果があります。
めんどくさがり屋の私は毎日、千切りにして鰹節と醤油で食べています。
みなさんも、簡単で栄養たっぷりの「山芋」で精力アップしてみてはいかがでしょうか?