ネイティブアメリカンに古くから利用されてきたハーブのブラックコホシュを紹介します。
ブラックコホシュの和名はアメリカショウマと呼ばれ、北アメリカ原産のキンボウゲ科の植物です。
高さは150㎝くらいまで育ち、根茎が黒いことからブラックコホシュという名前がついたといわれています。
ネイティブアメリカンはこのブラックコホシュを鎮痛剤やリウマチ炎症、女性の月経改善に利用し、現在のドイツでは医薬品として販売されています。
それではブラックコホシュの成分と効果を確認していきましょう。
ブラックコホシュに含まれる成分
ブラックコホシュに含まれる特徴的な成分は、
- トリテルペン配糖体
- イソフラボン
- タンニン
トリテルペン配糖体は炭素を30個もつ化合物です。
このトリテルペン配糖体はとても体に良い効果があり、ブラックコホシュなどに含まれる天然のトリテルペン配糖体が抗炎症、抗腫瘍、発がん予防機能があることを日本大学から報告されています。
参照URL : 公益社団法人 日本油化学会
イソフラボンは大豆などのマメ科に多く含まれているポリフェノールの一種で、女性ホルモンのエストロゲンのような働きがあります。
タンニンは水溶性の植物由来化合物で、お茶などに多く含まれ強い渋みを感じさせます。
タンニンはタンパク質を変性させ、体の組織や血管を縮める作用があるので、止血、鎮痛、整腸作用があります。
ブラックコホシュの効果と効能
ブラックコホシュは女性にうれしい効果が期待できます。
スイスのバーゼル大学、ドイツのクリスティアンアルブレヒト大学では、女性の更年期障害に効果があることを報告しています。
これはイソフラボンがエストロゲンの働きをしているからだと考えられます。
同じ作用の影響でドイツのゲッティンゲン大学が骨の新陳代謝促進効果を報告しており、骨粗鬆症を予防する効果があります。
ところで男性に対する精力や滋養強壮に関する効果ですが、ブラックコホシュからは残念ながらありません。
逆にブラックコホシュをとりすぎるとイソフラボンを過剰になり男性ホルモンとのバランスがくずれ、性欲が減少する可能性があります。
精力・滋養強壮に関する効果・効能
なし
その他の効果・効能
- 女性の更年期障害改善
- 骨粗しょう症予防
ブラックコホシュの副作用と注意点
国立栄養研究所によると、ブラックコホシュにより胃腸の不調、めまい、さらに過剰摂取では激しい頭痛や吐き気などが報告されています。
また授乳中の女性が過剰摂取した場合、乳幼児に副作用が起きる懸念があるので摂取を控えた方がよいです。
ブラックコホシュを原料に使用した精力剤や滋養強壮剤
ブラックコホシュを原料に使用した精力剤や滋養強壮剤をご紹介します。
ゼルタイン
- 通常価格:13,800円
- 主成分:スッポン・トナカイ角・マカ・トンカットアリ・L-シトルリン・L-アルギニン
- 内容量:30粒×3(1箱)
- この精力剤に適している年齢:20代・30代・40代・50代・60代以上
- 期待できる効果:精力増強・勃起力アップ・持続力向上・ペニス増大・増長
ゼルタインの特徴
200種類の成分を生のまま濃縮配合することで、吸収力が結構違うようです。
動物系カプセルには、スッポン、トナカイ角、コブラ、馬睾丸、サソリ、赤マムシなどを配合。
植物・酵素系カプセルには、マカ、トンカットアリ、冬虫夏草、高麗人参、ガラナなど。
アミノ酸・ビタミン・ミネラル系カプセルには、 L-シトルリン、L-アルギニン、L-バリン、亜鉛、ビタミンB2など。
全て「生のまま濃縮配合」しています。