カンフェリア・ロットンダの効果・効能 | 精力剤・滋養強壮剤の原料

多くの日本人にはなじみの薄い、カンフェリア・ロットンダという植物を紹介します。

カンフェリア・ロットンダはショウガ科のウコンに類する多年生の植物で、インドネシアが原産地といわれています。

生姜と同じように地下に根茎があって芋のような表面をしています。

インドネシアでは日常的にお茶として飲用され、また同国の保健省はカンフェリア・ロットンダを健康に寄与する薬用植物として認定しています。

それではカンフェリア・ロットンダの成分と効果について確認していきましょう。

カンフェリア・ロットンダに含まれる成分

カンフェリア・ロットンダに含まれる代表的な健康成分を以下に示します。

カルコン誘導体はポリフェノールが合成される前の有機化合物で、抗バクテリア性、抗菌性、抗腫瘍性、抗炎症性を持つものがあります。

ポリフェノールはほとんどの植物に含有されることからすでに知っている方も多いと思いますが、光合成によってできる植物の色素や苦味の成分です。

近年では、赤ワインに含まれるポリフェノールを摂取すると動脈硬化や脳梗塞、ホルモン促進作用が促進することで注目を浴びました。

さらに近年では、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルにつぐ栄養素として細かい研究が行われ、医薬品や健康食品としておなじみな健康成分となっています。

カンフェリア・ロットンダの効果について、明確な医学的、科学的な論文が見当たりません。

しかしカンフェリア・ロットンダはショウガ科の植物ということもあり血流改善、コレステロールの低下、鎮痛作用、抗菌効果が期待されています。

カンフェリア・ロットンダの健康成分であるカルコンには内臓脂肪を減少させる働きがあり、また善玉ホルモンであるアディポネクチンの分泌が活発になるためインスリンの働きを正常化します。

気になる精力や滋養強壮に関しては高い効果を期待できませんが、血流改善効果がありますので楽しいナイトライフの下地に貢献できます。

副作用については国立健康栄養研究所からの報告はありません。

現在、日本だとカンフェリア・ロットンダを使用・配合した健康食品やサプリメントは少ないですが、これらの配合量程度では副作用はないと考えられます。